香料原料

白檀(サンダルウッド)

気温が30℃を下回ってくると、無性に白檀(びゃくだん)の香りが恋しくなります。

白檀とは、英語ではサンダルウッドのこと。

産地にもよりますが、白檀の天然香料は滑らかで温かみのある木の香りです。

 

白檀の精油は、以前はインド産が多く流通していました。

インド産のクオリティーは素晴らしく、他に何も加えずともそれだけで香水のような芳香を放っていました。

インド産は現在では乱獲によって量が激減したため、国外に持ち出すためには政府の許可が必要だそうです。

 

そういえば以前インドに行った時には、白檀の木で仏像を掘った時に出る削り屑を更に細かい粉にして作った上質なインセンスを手に入れることができました。

しかし、インド国内であっても流通量は激減しているのか、現在ではそれも難しいようです。

 

現在ではニューカレドニア、オーストラリア、中国など様々な産地から精油が採られています。

 

産地によって香りが異なるのはワインやフルーツなどと同じで、同じ植物であってもその土地の土壌の酵母などによって香りが全く異なります。

また、その年の天候などによっても香りが異なる可能性があります。

(メーカーによっては1年毎に極端な差が出ないように調整しているところもあります)

 

精油はとても高価で、1kgあたり数十万円という価格がつきます。

値は張りますが、香水に加えると合成香料では出せないふくよかさや奥行きなどを付与することができます。

とはいっても、天然精油は様々な理由でふんだんに使えない場合もあります。

その時には白檀の香りを持つ合成香料を使います。

 

一言に白檀の香りがする合成香料といってもさまざまな種類があります。

 

艶感のあるJavanol(ジャバノール)、強い白檀の香りを持ちオリエンタル系の香りとも相性の良いSandela (サンデラ)、

他にもSandalore(サンダロア)、Bacdanol(バクダノール)、Ebanol(エバノール)など・・・

 

それぞれに異なる特徴を持っているため、どのような白檀の香りを出したいかによって使い分けをします。

 

ぬくもりや温度感を感じさせる白檀の香り、ガサガサとした木の筋のような白檀の香り、パウダリーで繊細な白檀の香り・・・

 

皆さまはどんな白檀がお好みでしょうか?

 

 

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